日本のみならず、世界中の人から愛されているムーミン。
主人公「ムーミントロール」は丸みを帯びた鼻にぽってりとした身体が特徴的な生き物ですが、
「カバ?妖精?それとも・・・?」
と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか?
そこで、今回はムーミンはカバなのか妖精なのか、それとも違う生物なのか?徹底的に調べてみました!
調べてみると驚くべき事実が!?
ムーミンって一体何者?カバ?妖精?
丸みを帯びた鼻、ぽてっとしたお腹が特徴的なムーミンですが、ムーミンを知らない人に見せたら、約95%の人が「カバみたい」と答えるのではないでしょうか?
実際にムーミンとカバの画像を比較してみると・・・
【ムーミン】
出典:moomin.co.jp
【カバ】
突き出た鼻、小さな耳、丸みを帯びたお尻など共通点がたくさんあるのがわかると思います。
「これだけ共通点があるんだから、ムーミンはカバ決定じゃん!!」
と思うかもしれませんが、いいえムーミンはカバではないのです。なぜ、カバではないと言い切れるのかは次の項で説明します。
「じゃあ、カバじゃないなら妖精なの??」
はい!実はムーミンは「トロール」という妖精の一種なのです。トロールとネットで検索すると北欧の国の伝承に登場する妖精の一種と紹介されています。
ムーミンの原作者トーベヤンソンさんは北欧フィンランド出身の方ですので、トロールをイメージしてムーミンを描いたのは間違い無いでしょう。
ただ、トーベ・ヤンソンさんは過去に「ムーミンって一体何者?」との問いに「存在するもの」と答えていました。妖精は実在しないですから、これは架空に存在するものという意味だったのでしょうか?
それともトーベヤンソンさんは妖精は実在すると思っていたとか?
なにわともあれ、ムーミンは「トロール」という妖精の一種だったことはわかりましたので、良しとしましょう。
ムーミンはカバではないことが判明!
前項でムーミンの正体は明らかになっていないとお伝えしましたが、カバではないというのは判明することができました。
テレビアニメ「楽しいムーミン一家」の第20話【ムーミン虎たちを救う】の中でカバではないと否定している場面がいくつか登場しますので、ご紹介します。
動物園の船に助けられたムーミントロールとスノークのおじょうさん。しかし・・・
大きな蛇に追われていたムーミントロールとスノークのお嬢さん。危機的状況の中、動物園の船に助けてもらいます。
しかし、ほっとしたのも束の間。乗組員の人たちがムーミン達をカバだと思い、動物園に入れようとします。
出典 i.imgur.com
するとムーミントロールとスノークのおじょうさんは・・・
「カバですって?!失礼だわ!」
「ぼくはムーミントロールです!ムーミンとカバを間違えるなんて、それでも動物園の人ですか?!」
とカバに間違えられたことに怒ります。
すごく怖い表情をしているので、カバに間違えられるのは相当嫌なのでしょう。でも、手をグーにしているスノークのおじょうさんが可愛い・・・(笑)
動物園の船から逃げ出したムーミントロールとスノークのおじょうさん。しかし・・・
やっとの思いで動物園の船から逃げ出したムーミントロールとスノークのおじょうさん。しかし、乗組員達は動物園に入れようとするのを諦めません。
なんと、ムーミン一家の住む家にまで追いかけてきたのです!
家に来た乗組員達に対応をしたのが、ムーミン一家の大黒柱ムーミンパパ。しかし、乗組員達はムーミンパパに対してもカバだと言ってきます。
出典 i.imgur.com
カバだと言われたムーミンパパは
「違う!私はムーミンパパだ!」
と激怒します。しかし、ムーミンパパの怒りも虚しくムーミン一家は動物園の檻の中に入れられてしまいます。
動物園の檻の中に入れられてしまったムーミン一家
乗組員たちによって動物園の中に入れられてしまったムーミン一家。
出典 i.imgur.com
スノークのおじょうさんが泣きわめく中、ムーミントロールは
「カバがハンドバッグを持ったり、シルクハットを被ったりすると本当に思うのか!?」
と怒ります。
たしかにカバに限らず動物が帽子を被っていたり、バッグを持っていたら変ですよね、、
檻の中に入っているムーミン一家の元にスナフキンが!
檻から出られず困り果てているムーミン一家の元に救世主スナフキンが登場します。
スナフキンの協力で科学アカデミーにムーミン一家がカバではないことを証明してもらい、「ムーミン一家はカバではない」という内容が書かれた手紙を動物園の園長さん宛てに送ってもらいました。
手紙の内容を読んだ園長さんはすぐさまムーミン一家を解放。
出典 i.imgur.com
スナフキンのおかげでムーミン一家は動物園の見せ物にならなくて済んだのです!!さすがスナフキンといったところですね♪
楽しいムーミン一家」の第20話【ムーミン虎たちを救う】の場面をいくつか紹介しましたが
- ムーミン達自身がカバではないと言っている
- ムーミン達はカバではないと科学的に証明された
以上2つの点からムーミン達はカバではないということがはっきりとわかりましたね!科学的にも証明されたわけですから、疑う余地はないでしょう。
ムーミン達はカバと間違われるのが本当に嫌みたいですから、「ムーミンはカバ」という発言は今後一切言わないようにしてくださいね!言うとムーミン達が怒っちゃいますよ〜
ムーミンのサイズは予想外の大きさだった!?
ムーミンバレーパークにいる着ぐるみのムーミンを見ているせいか、勝手にムーミンは人間くらい大きいと思っていたのですが、作者のトーベ・ヤンソンさん曰く、ムーミンたちのサイズは「電話帳くらい」だそうです。
フィンランドと日本の電話帳のサイズは同じくらいと言いますから、約30㎝ほどになりますね。
ムーミンはみなさんが想像していたよりも遥かに小さく、人間と手に乗ってしまうくらいの大きさなのです!!これだけ小さいとますますムーミンが何者なのかわからなくなってきましたね、、(笑)
ムーミンのご先祖様はねずみ!?
『ムーミン谷の冬』(トーベ・ヤンソン著/山室静訳)にはムーミンたちの「ご先祖様」が登場します。
長い毛におおわれた、長い鼻と灰色の身体をもつ小さな生き物です。ムーミンに進化する前の段階の生きもの、人間にとってのサルのようなものということでしょうか。
ご先祖様を「おいぼれのねずみみたいなやつ」と言ったムーミンはトゥーティッキに
「あれは、トロールなの。あんたも、ムーミントロールになるまえは、ああいうトロールだったのだわ。千年前には、あんたも、あんなだったのよ」
と言われてなんとも言えない思いにかられます。
「長い毛におおわれ、長い鼻と灰色の身体をもつ」というのは、確かに昔話に登場するトロールの外見に似ています。
また、ご先祖様はしゃべりません。まるで巣作りをするように家の中の気に入ったものをストーブの周りに集めたり、ストーブの中でガサゴソやったり、その動きは小動物そのもの。
昔話の乱暴なトロールからは想像できませんね。やっぱりムーミンのご先祖様は、平和なムーミン谷におとなしく暮らす種族だったようです。
まとめ
今回はムーミンは一体何者なのかについてお伝えしました!
ムーミンはカバではなく、北欧の国の伝承に登場する妖精の一種「トロール」であることがわかりました。これからはムーミン=妖精という解釈でお願いします。
ムーミン達はカバと言われるのがすごく嫌みたいなので、「カバみたい」と言うのはやめましょう(笑)
また、最後の項でお伝えしたムーミンのご先祖様ですが、ムーミンバレーパークのムーミン屋敷内で写真見ることができます。ぜひ、ムーミンバレーパークに足を運んでご先祖様はどんな方なのかあなたの目で確認してみてください♪
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